第10話

〜放課後〜
85
2018/01/03 07:37
斗)じゃあまた明日な?

貴)うん!

そして、斗真は教室を出た
その少し後に私も教室を出て
斗真が行った方向に足を向けた

貴)ん〜どこかな、

校内を歩き始めて数分
斗真を見失ってしまい
うろうろしていると
どこからか話し声が聞こえてきた

((好きです、!

((え、

まぁ告白だよね、
声的にこっちの方かな?

私は声のする方に行くと
屋上前の踊り場で
話している男女を見つけた
女は風深友理香
って事は男は斗真かな
私は様子を見る事にした

友)付き合って下さい!

斗)彼女いるんだよね
だから君とは付き合えない

友)知ってます!
だから別れてください!

斗)え?

いや、ビックリだよね
私も驚いちゃうよ

友)私は鈴木くんが好きなんです!
だから彼女さんとは
別れて私と付き合って下さい!

斗)あのね、俺彼女が好きなんだ
それに好きじゃないのに
付き合うのって違うと思うんだよ

友)そうでしょうか?
私は貴方が好きなのでいいと思います
私は貴方が欲しいんです
だから別れてください

なんなんだこの子は、
見た目は小柄だし綺麗な黒髪で
可愛いのにとんでもないな笑

斗)と、とにかく!
俺は君とは付き合えないし
彼女と別れる気もないから!

斗真がそう言った時
風深さんの表情が変わった

友)いいんですか?
別れてくれないなら
彼女さんの事いじめちゃいますよ?

うわ、小説とかマンガみたい
斗真はどうするの、?

斗)脅しかな?ふふ、別れないよ?
だって、別れたっていい事ないでしょ?
それに俺が彼女の事守るから

お、おうぃ...
キュンってしたよ、
もう、惚れ直したよ(照)

風深さんは悔しそうに
唇を噛むと、どこかに
走って行ってしまった

斗)ふぅ、か〜えろ

私は斗真のいる反対の階段から
下に降りて斗真より
先に家に帰った

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