プリ小説

第25話

嫌な感じ

未来「ん…」

夜中、不意に目が覚めた

別にトイレに行きたいわけではないのだが

何となく寝付けなくなってしまった

けど、一聖は気持ち良さそうに寝てるし

わざわざ唯風さんを起こすのも悪いし…

未来「外の景色でも眺めてよう」

あたしは静かに襖をあけ、廊下に出た

外は城下町の上に満月が見えていた

未来「…綺麗」

?「客人か?」

未来「!?」

声のした方を見るといつの間にか男の人が立っていた

男「このような時間にどうされた?」

未来「あ、えっと…ちょっと寝つけなくて…」

男「そうか。…ところで貴方は唯風殿だけでなく、一聖様ともご友人だそうだな」

未来「…ええ、まあ」

何だろう、この人

男「失礼ながら貴方のような方が一聖様と同等の地位であるとは思えない。一体どうやって取り入ったのか教えていただきたいですな」

怖い

まるで、幽霊や妖怪を見た時と同じような嫌な感じがする

思わず身構えたその時…

?「守義殿。私の友人に何か御用ですか?」

あたしの横に唯風さんが現れた

未来「唯風、さん」

男「い、いや。唯風殿のご友人だと聞いて挨拶を」

唯風「ならば、立ち去られよ。挨拶はすまされたのであろう」

唯風さんの雰囲気が少しだけ変わった

男「チッ」

守義と呼ばれた男は悔しそうに立ち去っていった

唯風「未来様、ご無事ですか?」

さっきの雰囲気は既に消えていた

未来「大丈夫です。ありがとうございました。ところで、なぜここへ?」

唯風「少し嫌な雰囲気を感じたもので。さあ、夜風に当たるのはお身体に悪いです。部屋にお戻りになった方がよろしいかと」

そうしたいのは山々なのだが…

未来「何だか、寝つけなくて…」

唯風「…なら、私でよければ話相手になりましょうか?」

未来「じゃあ、お言葉に甘えて」

そう言って案内されたのは唯風さんの部屋だった

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ミサ
ミサ
気ままに小説書いてます(*´∇`*) 少しでも楽しんでいただければ幸いです! 『最後の贈り物』…完結 『時を越えて、何度でも』…完結 『今この時、この瞬間は…』…完結 『貴方の心に咲く花は…』…執筆中 『それでも貴方は…』…執筆中 『僕を忘れてしまった君へ』…執筆中
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