プリ小説

第31話

最後の集い
次の日の昼にあたし達は火夜の家に着いた

未来「火夜、久しぶり!」

火夜「おー、未来。元気にしてたか?」

未来「元気してたよ。けど、時々火夜の料理が恋しかった」

火夜「ははっ、いっぱい作っとくからな」

未来「うん!」

未地「水翔、何か言ったの?随分と変わってるけど」

水翔「いや?特にはなにも?」

光優「何か明るくなったか?未来」

未来「光優!それに雷羅も来てたんだ!」

雷羅「まあ…仕方なくな」

光優「とか言って、実は1番のりなんだぜ?いてててて!!!」

未来「あはは」

2人共、相変わらずだな

雷羅だって本当は来たかったくせに

金斗「うっす」

未来「金斗!」

金斗「よう。元気してたか?」

未来「してたしてた!」

水翔「これであと2人だな」

残りは一聖と唯風だけだった

未地「いつも通り夜に来るんじゃない?あたし達と違っていつでも抜け出せる立場じゃないんだから」

火夜「そっすね。おし!未来、準備するから手伝え」

未来「はーい」

あたしは火夜に教わりながら料理を作り出した

そして、日がくれて月が顔を出した時くらいに唯風と一聖がやって来た

一聖「未来!」

未来「一聖、数日ぶり!」

唯風「お元気そうで安心しました」

未来「唯風もね」

水翔「じゃあ、移動するか」

沢山の料理と飲み物を抱えて、あたし達は桜の下に移動した

水翔「じゃあ、乾杯の音頭は未来な」

未来「ええ!?」

皆を見ると、全員こっちを見ていた

…こうなったらどうにでもなれ!

未来「…皆、あたしに色々な話をしてくれて、色々な事を教えてくれてありがとう。きっと、皆と出逢わなかったら何も変わってなかったと思う。偶然なのかもしれないけど、あたしは運命だって信じたい。皆と出逢えたことに、再び巡り会えたことに!」

皆「「「「「「「かんぱーーい!!」」」」」」」

相変わらず皆の態度は様々だ

あたしはというとやっぱり笑っていた

ううん

前よりも心の底から笑えてる気がした

火夜の料理は綺麗になくなり、あたし達は円くなって寝転んだ

一聖「あ!流れ星!」

未地「綺麗」

光優「あれ?けど、いくつもあるぞ?」

雷羅「あれは流星群だな」

金斗「相変わらず物知りだな」

唯風「そうですね」

火夜「なんつーか、不思議な感じっすね」

未来「……」

生まれて初めて見た流星群

もともと綺麗だとは思うけど、やっぱり皆と見るから綺麗なのかな?

未来「ねえ、水翔」

水翔「あ?」

未来「また、皆で集まろうね?」

水翔「…当たり前だろ」

未来「そうだね」

あたし達は流れる流星群を見上げながら眠りについた

また皆で集まれる

そう信じて疑わなかった

でも、これが全員が揃う最後の集いになるなんて

この時のあたしはもちろん、他の誰もが知る由もなかった





































【くだらん。陽と陰は同時に存在するもの。決して交わってはならぬ】

【思い知らせねば。我らの力を。己の運命を】

コクリ

黒い4つの影が動き、歯車が狂い始める

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ミサ
ミサ
気ままに小説書いてます(*´∇`*) 少しでも楽しんでいただければ幸いです! 『最後の贈り物』…完結 『時を越えて、何度でも』…完結 『今この時、この瞬間は…』…完結 『貴方の心に咲く花は…』…執筆中 『それでも貴方は…』…執筆中 『僕を忘れてしまった君へ』…執筆中
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