プリ小説

第42話

7人

その頃、水翔と未地は城にたどり着き

窮奇(キュウキ)の気配を頼りに最上階に向かっていた

途中で既に人ではない使用人たちに襲われたが全て凪ぎはらっていった

水翔・未地「!」

そして、2人はついに他の仲間たちの気配が途絶えてしまったことを知った

水翔「……」

未地「水翔…」

水翔「行くぞ、絶対アイツは許さねえ」

もはや水翔は窮奇(キュウキ)に復讐することしか考えられていなかった

そんな水翔を未地は心配そうに見ていた

やがて、最上階にたどり着いた

水翔「行くぞ」

未地「コクリ」

襖を開けるとそこにいたのは窮奇(キュウキ)、ただ1匹だけだった

【やあ、青龍と玄武の宿主。500年ぶりかな】

水翔「挨拶はいい。とっとと蹴りをつけようぜ」

【けり?何のことだ?】

水翔「とぼけてんじゃねえよ!」

水翔はそのまま窮奇(キュウキ)に向かって走り出した

未地「水翔!危ない!」

その時、左右から鎌鼬たちの攻撃が繰り出された

未地「土壁!」

が、未地のおかげで間一髪防ぐことが出来た

未地「1人で突っぱしらないでよ!」

水翔「うるせえ!」

【おやおや、喧嘩なんてしてていいのかい?】

窮奇(キュウキ)がそう言うと2人の間にはおびただしい数の鎌鼬が出現した

未地「!」

【まずは我の手下達が相手するよ】

水翔「てめぇ、やる気あんのか!」

未地「水翔、くる!」

水翔「!」

2人は襲ってくる鎌鼬たちを次々と倒した

だが、いくら倒してもきりがない

水翔「…っ……邪魔だー!!!」

水翔は鎌鼬達を一気に氷づけにするとそのまま窮奇(キュウキ)目掛けて一直線に走り出した

水翔「窮奇ー!!!」

斬りかかろうとした次の瞬間、すぐ横に刀をもった鎌鼬が現れた

水翔「!」

間に合わねえ!

そう思った次の瞬間、誰かに背中を押された

水翔「いってぇ…」

ドサッ

水翔「!」

そこに倒れていたのは未地だった

首から次々と血が流れ出ている

水翔「…未地?おい、未地!しっかりしろ!未地!」

だが、未地はピクリとも動こうとしなかった

水翔「未地!」

そう叫んだ瞬間、黒色の守護石が砕け散った

【くっ、くっ…。無駄だ。既に生き絶えておる】

水翔「………」

俺が無茶したから

また、俺は大切な人を守れなかったのか

俺は……無力なのか

【どうだ?1人は寂しいか?辛いか?孤独か?】

水翔「…やめろ」

【所詮、お前らは陽と陰があいまみえることを許した裏切り者!そんな貴様に仲間を誰1人守ることができんのだ!】

水翔「やめろーーーー!!!」

その瞬間、水翔の周りにいた鎌鼬はもちろん、窮奇(キュウキ)も含め辺り一面が氷漬けとなった

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ミサ
ミサ
気ままに小説書いてます(*´∇`*) 少しでも楽しんでいただければ幸いです! 『最後の贈り物』…完結 『時を越えて、何度でも』…完結 『今この時、この瞬間は…』…完結 『貴方の心に咲く花は…』…執筆中 『それでも貴方は…』…執筆中 『僕を忘れてしまった君へ』…執筆中
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