最高の初デートから2日。
俺は流美から衝撃なことを聞いてしまった。
『私ね、手術するんだって、』
「え?なんで?健康やろ?」
『それが…、、あんまり良くなくて…』
「でも、その手術は成功するんやろ?」
『成功はするけど、後遺症が残るって言われてて…』
「なんやねん、それ…。」
『あ、そうだこれ、』
流美はあるものを渡してきた。
それはあの日に渡したストラップだった。
『流星くん、これ持ってて、ほら、私たち、イニシャル同じだし、あと、手術の成功を願っててほしいの。』
「でも、、」
『お願い!!』
俺は戸惑ったけど、、全力で流美の手術の成功を祈ることを誓った。
「分かった、俺に任しとき!!ってか、そうやな、俺たちイニシャル同じなんやな///」
『あ、流星くんなんで照れてるの?』
一気に暗い話から明るい話になった。
そして、俺はどんどん彼女の事が好きになっていってることにやっと気がついた。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。