第9話

寝落ち
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2017/12/28 05:07
あなた

あっ!?

ガバリと身を起こす。周りを見渡す。
あなた

やば、寝ちゃってた...

陽はすっかりと傾いていて、夕陽が空を覆う。

急いで時刻を確認すると、五時半。


昨日、なかなか寝付けなかったからだろう。

それにしても、こんな時間まで寝てしまうとは...


少し、元気過ぎないだろうか?
あなた

...ノートも、ある

夢、だったのかもしれない。

だって、存在するものが消えるなんて有り得ない。


そう思った私は、ノートを乱暴に掴むと神社を出た。

時間を無駄にしたかもしれない、と思うと、やるせなかった。



夏休みの宿題でもやっていた方が良かった。

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