沙良は病院内を案内してもらった。
沙良はある病室を案内された。
七海は優しく頷いた
隣にお母さんらしき人が本を読ませてあげていた
七海は苦笑いをし頷いた
女の子の病室を出る途中、男の先生を見つけた
周先生は挨拶もせずに彼女たちの前を通り過ぎた
七海は周先生に頭を下げた
周先生「308号室の高橋さん。オーダーしていた点
滴まだだったんだけど」
看護師「すみません!今、持っていきます!
昨日急にオペが入っちゃってそれで
バタバタしちゃって…」
周先生「言い訳する暇があるならその間に持ってけ
るだろ?」
看護師「すみません!」
そんなやりとりを二人は窓越しから見ていた
沙良は少し呆れた感じに言った
周先生は看護師と一緒に点滴をしに行った
そう言いながら七海は周先生を目で追っていた
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!