第15話

《3回目》
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2018/01/06 14:48
ヒロの未来を変えると決意した私は、早速ヒロの家に行くことにした。
あなた

お母さーん!
ちょっと友達の家行ってくるー!

お母さん
わかったわー!もう3時だし、
はやくかえってくるのよ!
あなた

はーい!

母にそう言い、家を出た。
ヒロの家に向かって、走る。
ヒロの家は、私の家から歩いて20分ほど。走ればもう少し早く着くだろう。
走り出してからしばらくして、ヒロの家の前に来た。
一度深呼吸をする。
あなた

(焦らない。ゆっくり、しっかり伝えれば、ヒロもきっとわかってくれる。)

ピンポーン…
ヒロの家のインターホンを鳴らす。
ヒロの母
はいはーい。
ほどなくして、ヒロの母と思われる人の声が聞こえて来た。
ヒロの母
あ、あなたちゃんじゃない!
どうしたの?上がって上がって!
小さい頃からヒロとはよく遊んでいたため、ヒロの母は私のことを知っている。
あなた

あ、ありがとうございます。

ヒロの母は、私を家に玄関に入れてくれた。
ヒロの母
どうしたの?
あなた

あ、ヒロに用があって。
ヒロ居ますか?

ヒロの母
あ、ごめんね!
ヒロ、今ちょうど買い物頼んでて。
もうすぐ帰ってくると思うんだけど…
そう。ヒロはなんだかんだ言いながらも、母の頼みごとを受けるような、優しい人なんだ。
あなた

あ、わかりました。ありがとうございます!

いつものスーパーの帰りだったら、帰り道でヒロに会えるだろうと思った私は、一度家に帰ることにした。
ヒロの母
え、もう帰っちゃうの?
上がっていけばいいのに。
あなた

大丈夫です。ありがとうございます!
また機会があれば来ますね!

ヒロの母
ええ!いつでも来てね。
あなた

さようなら!

そう言って、私はヒロの家を出た。
家に向かって歩き出す。
少し歩いたところで、先にヒロが見えてきた。
あなた

ヒロっ!!

私はヒロに向かって走りだす。
ヒロは、私を見つけて、気まずそうな顔をした。
ヒロ
あなた…
なに?なんでここにいるの?
ヒロは、少し怒っているようでもあった。無理もない。私が一方的に好きな人がいると言って別れたからだ。
あなた

ごめんね、突然。
実は、話したいことがあるの…

ヒロ
なんだよ今更。
あなた

いいから。

そう言って、私はヒロの手を引いて歩き出した。
ヒロはスーパーの袋を持ったままだが、それも関係なしに、グイグイと引っ張った。
歩いている途中、私たちは無言だった。
しばらくして、私たちが小さい頃よく遊んだ公園に着いた。
ヒロ
なに、ここ?
あなた

うん。

私は、ヒロとベンチに座った。
幸い人は2、3人しかいない。
私は、話を切り出した。