第5話

#4
77
2017/12/29 07:59
私が中3になってから、数ヶ月が経った頃。

父親があるものを持って私に近づいてきた。
そのあるものとは…

【包丁】だった。

私は驚きしかなかった。
そして、私は思わず父親に聞いた。

『お父さん!なにしてんの!?』

と。
そしたら、父親は

『もう2人で死のう。お母さんも居なくなって、2人じゃもう生きられないよ。お父さんももう限界だ。な?だから死のう、あなた。』

といわれた。
けど、私は死にたくなかった。
だから

『お父さん!何考えてるのよ!ダメ!』

そう言ってもお父さんは聞く耳を持たなかった。

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