学校が終わって帰り道。
お父さんが、帰ってくる明後日。
お父さんにまず、
『 ぱぱ!って呼んでもいいですか?』
って聞くの。その次にね、
『 みんなみたいに敬語じゃなくてもいーい?』
って聞くの。そしたら
「いいよ?みほおいで。」
ってぎゅって抱きしめてほしいな。
「 ぱぱ、みほ ね、算数のテスト100点だったよ!」
「ぱぱ!みほね、先生に褒められたよ!」
そしたら今日あったことを練習した
笑顔でパパに話せたらいいな。
「 ちゃんと .. いい子に待ってたんだよ。」
「 だから、 ぎゅってして いい子だね。って
褒めて欲しいの。」
そしたらぱぱは なんて言うの?
山 『みほ 偉かったね~ 大好きだよ。』
って頭ポンポンってよく他の子に
テレビの中でするみたいに
みほにもしてくれる?
「 ねぇ、ぱぱはみほのことほんとに好き?」
「 ぱぱ、みほのこと愛してください。」
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!