貴方side
気づいたら涙が流れてた。
もう周りの目なんて気にならなくって
わーわー泣いた。大声で。
そしたら ぱって目の前が真っ暗になって
次に明るくなった時は目の前に
大ちゃんがいた 。
「 え、 大ちゃん ! どうしてどうして?」
食いつくように大ちゃんに問いかけたら
優しい顔でにこって笑って
有 「 辛かったね。 遊びに行くか!」
ってぎゅってしてからそう言った。
嬉しくて。でも悲しくて。
また気づいたら涙が流れてた。
これは嬉し涙なのか 。
それとも 感動の涙なのか。
分からないけど 今度は
練習した笑顔じゃなくって
ちゃんと自分の笑顔で笑って
「 うん ! 大ちゃん大好き!」
って返事した 。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。