「 悲しい 狂おしい 壊れるほどに ~♪」
Hey! Say! JUMPの歌の中で
いっちばん好きな歌。
口ずさみながら チャーハンを作る。
ままに習った 最初で最後の料理。
今度はままの味だから。
って理由をつけてお父さんの分もつくる。
今日はオフの日だし。もう帰ってくるよね?
チリリリリン チリリリリン
家の電話が鳴った。
「 も .. しもし?」
山 「 もしもし? 今日食べて帰るから
また寝てm『 ねぇ~ 涼介~?早く~』
まって、シー あ、寝てて。 じゃ」
誰 .. ?
ねぇ お父さん
今の女の人誰 ?
.. ん? なんかまだ喋ってる
お父さん。 切るの忘れてる。
(
『 ~ . ~ ねぇ~ りょうすけぇ
はやくはやくぅ~ ねぇ キスして ?』
山 「 え~ ?しょうがないなぁ 。
愛してるよ . 」
)
「 いやだっ!」
ガチャン
なんで お父さん。
お母さんは?
ねぇ ..
「 ねぇってば!!
お父さっん .. ねぇっ ばかぁ 」
わんわん泣いた。
もう壊れるくらい
落ち着いたら
自分の分だけご飯を済ませ
残ったのはゴミ箱へ
今日が終われば
明日は遊園地 。
きっと楽しい誕生日になるよね。
ねぇ ? 神様 。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。