知念side
「 ねぇ 涼介。 いい加減にしなよ 」
山 「 は? なに? 急に 」
「 昨日 光くんが 涼介と女の人が
ホテルから出てくるのが見えた。って 。
なにやってんのさ。 みほちゃんはどうするの?
ばかじゃないの? 涼介、父親なんだよ!!」
僕ってこんなにでっかい声出るんだ
自分でも驚くぐらい怒鳴っちゃった
涼介も案の定 。 ぽかんと口を開けて
びっくりした様子。 でも間違ってないよね?
山 「 いや .. それは 酔ってて。 なんもなかったよ」
嘘。 涼介は嘘つく時絶対首を触るの。
「 涼介 。 なおさんのこと、
今なんじゃない?みほちゃんに話すの。
そのホテルの事も。みほちゃんと話し合いな。
これ以上、みほちゃん追い詰めないであげてよ」
山 「 そんなの ..
そんなの俺が一番わかってる!!
でも .. そんなのできたら困ってねぇよ 」
うわぁ 涼介元気じゃん。
なにさ、元気なくて変な方向行ったのかと思った
心配して損したけど
ホテルの事はいくらメンバーだからって許せない。
涼介は父親。そして芸能人。 ジャニーズなんだから
ファンとみほちゃんの気持ちも考えなよ。
「 涼介、 金曜日オフでしょ?
その時、みほちゃんと話し合いな。
なおさんのこと。これからについて。
わかった? 」
山 「 .. 」
「 はぁ 涼介 !? しっかりしな!!」
バチン
ビンタしちゃった。
でもこれで目が覚めたんじゃないかな。
もう涼介。 頼むよ?
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!