前の話
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桜並木の手前までやってきた。
キラキラと、優しく照る太陽がやわらかな風と混ざり合いながら頬をなでた。
新緑にはまだ遠い。それなのに何故か、1歩進めば夏になるような、そんな4月。
真新しいセーラー服。正直に言えばブレザーを着たかったけれど。生まれて初めてローファーで通う高校。そこがなぜ「桜木高校」と呼ばれるのかはひと目でわかる。
ここではきっと、勉強に励みながら好きな人を見つけて、学校行事1つ1つに熱を入れながら、親友と楽しむんだ。
「こんにちは。」
1歩踏み出す。
桜並木の手前までやってきた。
キラキラと、優しく照る太陽がやわらかな風と混ざり合いながら頬をなでた。
新緑にはまだ遠い。それなのに何故か、1歩進めば夏になるような、そんな4月。
真新しいセーラー服。正直に言えばブレザーを着たかったけれど。生まれて初めてローファーで通う高校。そこがなぜ「桜木高校」と呼ばれるのかはひと目でわかる。
ここではきっと、勉強に励みながら好きな人を見つけて、学校行事1つ1つに熱を入れながら、親友と楽しむんだ。
「こんにちは。」
1歩踏み出す。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。