涼介side
君がいなくなって5日が過ぎた。ここんところ毎日仕事がある。明日は久しぶりの休み、2人でデートしたかったな…今君はどこにいるの?
知『ねぇ~、涼介まだ、芽衣ちゃん帰ってこないの?』
「うん…連絡も着かない。」
有『芽衣ちゃんの実家行ってみたら?』
「そうしようと思ったんだけど、芽衣の実家しんねー。」
伊『おいおい、それでも彼氏かよ!』
「分かってるよ、自分でも思ってる…」
知『どうしたらいいんだろう?』
岡『芽衣ちゃんの会社に行ってみたら?』
知『ほんとだ!』
「うん…」
中『ほんと、ヤマ大丈夫?』
「うん…」
次の日、君の会社に行ってみたけど
『成田さんから、最近お辞めになられましたよ。』
と言われた。やっぱり、実家に帰ったんだろうな。
芽衣戻ってきてよ…。何でもするから君の笑顔がもう1度見たい。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。