
第10話
- 茫 然 -
羽菜は圧倒的な見た目の違いと一緒に居た時間の
違いがどれほど大きいか痛感し、右手で取った靴
を持ったまま茫然自失でいると後ろから走ってき
たのか息切れしながら拓が羽菜に声をかけた
羽菜は玄関外側で喋る二人を左手で指をさして笑
顔を作り答える
ぼそっとつぶやいた拓の言葉に胸が苦しくなる
そういって靴を履く羽菜を、拓は外に居る二人
を見ながら待っていた
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