第4話

放課後 。 ③
220
2018/01/04 07:49
十数年の片想いってすごいけど

逆に言えば十数年間片想いしてたのに告白してこなかったんでしょ??




それってただのヘタレじゃね??






………いやいや、もしかしたら何か告白できない事情があるかもしれないじゃん!!


七瀬、失礼なこと考えてごめん。





璃音
そろそろ帰ろうかー
維斗
そうだな 、時間も時間だし
七瀬へ質問したりみんなで軽く自己紹介したり歌ったりでもう夜の8時をまわっていた。


明日も一応学校だし、そろそろ解散だ。




店を出て帰ろうとしたとき七瀬が口を開いた。
あ、今日はありがと 楽しかった…!!
維斗
お〜楽しかったなら良かった〜これから宜しくな
そう言ってにかっ、と笑う維斗。

こいつ、すごい馬鹿だけど顔は整ってるからモテるんだよなー

維斗
じゃ、気をつけてな
璃音
ばいば〜い
あなた

ん、じゃ〜ね

女子
ばいば〜い
女子
ばいばい
男子
じゃ〜な〜



帰り道、夜なので当たり前に暗くて静かだった。

あなた

ただいま 〜

お母さん
おかえり。遅かったね
あなた

うん、転入生の歓迎会でカラオケ行ってた

お母さん
へぇ、転入生来たんだ 〜。ご飯は??いる??
あなた

んーん、お腹空いてないからお風呂入って寝る。

お母さん
あなたの分 作ってないから良かった
うん、そんな感じはしてたよ 。

これでもし私が食べるって言ったらどうしてたんだか…
お風呂に入り自分の部屋に向かい、そのままベッドにダイブした。
あなた

うぁ〜疲れたー

夏休み、だらだらと過ごしていて体力が落ちたのかとても疲れた。

このまま寝てしまおう…………

そう思ったが


ふとうかんだ。七瀬のこと。


最初に感じた懐かしい雰囲気


それがなんなのかわからない。



考えているうちに寝てしまった。

プリ小説オーディオドラマ