くだらない愛の結果で僕らは生まれ落ちて
呼吸さえ強いられているけど
綺麗な言葉並べて、醜さに蓋をして
自分を愛せないままだな
ずっと。
くだらない嘘を言う度青色こぼれ落ちた、ガラスの瞳が綺麗で
君のその瞼のように優しいひとになってさ
そんな僕を愛したいんだよ
「わたしの呼吸に終わりがあること」
君の声を覚えている
生まれては消えていくこと、それだけを繰り返している
「僕らがもしまた会えたら」だなんて、思っていた
生まれては消えていくだけの青白い波に名前をつけることに
意味は無かったのか、なんてさ
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。