プリ小説

第4話

またこんど。
瑠夏
瑠夏
…?
どうしたの?帰る?
玲依
玲依
いやそうじゃないの
大丈夫。大丈夫。
瑠夏を信じれば、大丈夫。
玲依
玲依
あのね………あたし、タイムスリップしてきたの
瑠夏
瑠夏
玲依
玲依
3年後の、2092年から………瑠夏に会いたくて来ちゃったの
その言葉から、自分がその時にはどうなっているのかを瑠夏は悟ったらしい。
瑠夏
瑠夏
その言葉だと…あたし、死んでるんだね
玲依
玲依
……2092年3月、瑠夏は死ぬ。
でも……諦めないで
あたしはあの時、瑠夏が死ぬ直前に言いたかったことをこの瑠夏がこれから先も生きることを考えながら言う。
玲依
玲依
この先は、あたしが瑠夏をもっと楽しませることする。
だから、簡単に諦めて死のうとしないで。
それで……あたしをゆっくり待っててくれる?
瑠夏
瑠夏
……諦めないし、待つよ
そして、今の、19歳のあたしがどうしているかを話す。
玲依
玲依
あたしね……T大の医学部に入ったんだよ。
瑠夏が居たから、あたしは医学部に入れた。
19歳のあたしは、将来医者になろうと思ってる
瑠夏
瑠夏
あたしのおかげで……?
……なんか、嬉しいね
少し、照れながら瑠夏は笑う。
だが、その目にはうっすらと涙が滲んでいた。
玲依
玲依
ねぇ瑠夏。
……あたしのワガママ聞いてくれる?
瑠夏は頷く。
いつも、肯定する時はうんともすんとも言わずにただ頷くだけ。でも、それがあたしは好きだった。
玲依
玲依
……『次』もこうやって一緒に楽しもうね…だから、バイバイ
瑠夏
瑠夏
………待って
玲依
玲依
時間を見るともう8時だ。
過去には抗えないはずだ。
それなのに、瑠夏は待ってとあたしを呼び止める。
瑠夏
瑠夏
次もそうしたいならバイバイなんて言わないの。
………【また今度】って言わないと、会えないでしょ!
玲依
玲依
!!
……そ、うだね…っ。
瑠夏………
幼稚園から一緒にいてくれた。
そのとき普通ならさようならと言うところを、バイバイというところを4歳だった瑠夏は「バイバイとかさようならって、るかは嫌なの。またこんど。って言った方がいいと思うの」と言っていた。
それを不意に思い出し、つい泣いてしまった。
瑠夏
瑠夏
……泣いちゃダメ。そうでしょ?
玲依
玲依
……!!
…………また、今度ね
涙を拭いながら言うと、瑠夏も笑顔で
瑠夏
瑠夏
うん、また今度ね、玲依
と言った。

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冬聖
冬聖
これからかなり低浮上気味になるかと思われます、筆の遅いファンタジー系小説ばっか書くノゲノラ、東方、ボカロ大好きな人です。 プリ画像でも同じ名前でそこら辺に居るのですが、最近は全く浮上しておりません。←