それから一時間ほどゲームをして
神威は帰っていった。
あなた)神威…
神威が私のことをすごく想ってくれていることは…
よくわかった。
神威とのデートは午前で総悟は午後。
ちゃんときかなきゃ…神威の気持ち。
そういえば、神威と初めてあったのは
中1だったかな?
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中学1年の頃。
あなた)あーあ、学校だる。
喧嘩売られないかなぁ
?)だったら俺が相手しようか?
おチビちゃん。
あなた)あ?この私にむかってよくそんなこと言えるねーって、、
なんだ、女の子か。
?)誰が女だって?
いやいや、三つ編みのかわいい女の子やないかーい。
あなた)かわいいねー、名前は?
?)バカにするなヨ、俺は男だから。
名前は神威だよ。
あなた)え!お、男ぉ!?
こんなにかわええのに?
神威)マジでぶっ殺したいな、このチビ。
あなた)あはは!神威、面白いね!
神威だってチビじゃん。
そう、この時の神威は私とさほど変わらず
2センチくらいの差だった。
でも、次第によく絡むようになって
背もだんだんと高くなっていった。
思い返せば…たくさん遊んだな_。
_遠くの田舎に魚釣りに行ったこと。
_神威の家族のバーベキューにさそってもらったこと。
_神威と一緒に自転車でとばして、海坊主に怒られたことも。
なんだか全ての思い出が遠くて
やるせないよ、、。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。