話に夢中で、時間が経っていたことに気づかなかった。
もう夕方だ、そろそろ帰らないと親がうるさくなる時間だ。
そう言われるがままに、カラ松君のあとを追う。
カラ松君が私に見せてくれたものは、綺麗な夕日だった。
その夕日は、海に沈みかけていたので水も太陽もキラキラしていて
本当に綺麗だった。
どうやらカラ松君は、この景色を撮ると勘違いしてるみたい。
もちろん景色も撮るけど、私はこの景色を背景にツーショットを撮りたかった。
カシャッ
実は、久しぶりに自撮りしたんだ〜
写真を確認してみると、背景は綺麗に撮れてたし、ぶれてもいなかった
でもちょっと気になることが...
なぜかカラ松君の顔が赤かった。
恥ずかしかったのかな?写真って苦手だったのかな?
〜🐓2日後🌃〜
この日の朝は、部活の入部届けを出すことになっている。
クラスのみんなは、どの部活に入るのか話してる。
その言葉に反応してしまった。
おそ松君は何部に入るんだろう...?
クラス全員、もちろん私も驚いた。
だって調理部って女子のイメージがあるじゃん?
でも、おそ松君の一言でみんな納得した。
え?私は何部に入るかって?
そんなの決まってるじゃん!
演劇部だよ、カラ松君と同じ
〜完(一応)〜
松野家次男→松野カラ松
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。