第4話

#4
415
2018/01/05 11:37
水道の水を出し私の手を掴みながら
水に私の人差し指を当てた。
あなた

ッひゃあ...冷た...//

マサイ
マサイ
動くな
そう言いながらも水に押し当てて...

―――マサイとの距離が近いのか
私の心臓の音がマサイにバレそうなぐらい
うるさいのが良くわかる。
...マサイの匂いがする。
とても落ち着く匂いだ。

...このまま時間が流れなきゃいいのに。
私は心からそう願った。
マサイ
マサイ
...よし、もう大丈夫だろ
あなた

...うん...

とてもあっという間だった。
マサイ
マサイ
絆創膏上げるから貼れ
あなた

あ、ありがと//

少し手が触れた気がした。
思わず手を離してしまうところだった。
マサイ
マサイ
じゃあオレ戻るから
お前は少し座って休んどけ
あなた

うん...//

マサイが戻っても私の心臓は収まらない。
...遠くから誰かがこっちに来る。
マサイかな?...いや、違う。
女子1
ちょっといい?
そこにはいつもマサイにまとわりついている
女子3人組だった。

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