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第13話

事実
放課後、門を出るといつもとは違ったバイクが止まっていた。


あなた

…そらくん!

そら
…あ!あなたちゃん!良かったー!見つからなかったらどうしようって思って

久しぶりに見るそらくんに胸が躍る。


そら
…今日もマッケンきてないよね?
あなた

うん…最近見てないんだ

そら
じゃあ、ちょっと、付いてきて
ヘルメットを投げられる。

ヘルメットはいつも私が被ってるものだった。


後に乗るといつもとは違った香りが鼻腔をくすぐった。


その瞬間、寂しくなった。
あなた

…ここは、?

そら
ここは、僕たちがよく一緒にいる場所!


僕たちってことは新田くんもいるのだろうか。

少しレトロな喫茶店。

カランと鈴の音が鳴って扉が開く。


真剣佑
真剣佑
…そら、遅……え、あなた?

久しぶりに見る。



嗚呼

この人にずっと会いたかった。
そら
連れてきちゃった❤︎
真剣佑
真剣佑
…ばっ…か!…なんで連れてくるんだよ!連れてくんな!

急に怒鳴られて肩が揺れる。


拒絶されたことのショックよりも、新田くんが私のことをどうでもいいと感じていたことの方がショックだった。



そら
…マッケン…!
あなた

…やっぱり、帰ります…、大丈夫です!

真剣佑
真剣佑
…そら!送ってけ!
あなた

大丈夫です!!


涙が溢れる前に立ち去りたかった。


新田くんの顔を今見たくなかった。