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第14話

みさきside❷
正道
おい、みさき
正道兄さんの声に顔を上げた。
みさき
みさき
はい
正道
ふざけん……なっ!
みさき
みさき
え……?

瞬間、顔面に拳が飛んできた。




ーー

ーーー



ゆらりと蝋燭が揺れた。


僕の影が障子に投映させている。

古びた障子にはシミや汚れが無数にあった。

それが影と重なり動いているように見えた。


彼女の視線を感じる。

すこし驚いたような顔をしているのがわかった。


あなた

え……ぁ、それ……

みさき
みさき
うるさい
あなた

だって、顔に……アザが

みさき
みさき
だまってくれる?
あなた

すみません

みさき
みさき
……はぁ
あぐらをかいて、手に顎を乗せた。

包帯でぐるぐる巻きにされた肩は血がにじんでいる。

見ているだけで痛々しい。

それなのに、痛みを訴えるわけでもなく横になっている。

薄く色あせた藍色の着物で巻かれた身体は華奢で健康的には見えなかった。

世話人に毎日身体を拭いてもらってるが、爪は黒ずんでおり髪もボサボサだった。

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無自由
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無自由
初めまして。普段は魔法のアイランド様のサイトにて、無自由という名で活動しております。ほぼ18歳推奨の作品ばかりです。 https://s.maho.jp/book/14aab6h33f8c13da/ 福岡県北九州市在住。♀。33歳になっていた。病院勤め一年で退職。その後、スターバックスでフルパートとしてハッピーライフ。一年後貯金がなくなり慌てる。再び看護師へ。25歳で結婚。子ども息子が2人。現在仕事正社員として継続。眠い。
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