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第30話

主人公side①⑨ 終
369
2018/01/08 15:32
みさき
みさき
君、本当に未来から来たの?
あなた

…………はい……多分

みさき
みさき
いつか元の場所に戻るのかな
あなた

わかりません。
でも……戻りたくないです

みさきさんが驚いた顔をする。
みさき
みさき
え……
あなた

私はここの世界のほうが好きです。すこし……怖いけど、でもこの世界に……いたいです

みさき
みさき
あなたちゃん……
あなた

居させてくれませんか。
……やはり、だめですか?



しばらくの間があいた。


みさき
みさき
僕が守ってあげる


そして言った。


このままここにいてほしいな、と。





ーー……


タイムスリップ。


そんな非現実的なこと有り得ないと思っていた。


けれど、起きた。


そして、時間を越えて、私は恋に落ちたーー





この世界がいつでどこか、なんてわからない。


けれど、重要なのはそこじゃない。


私という存在をちゃんと見てくれる人がいる。


それだけで、嬉しい。
みさき
みさき
正道兄さんたちには、僕から話してみる。
きっとね……彼らも君が刺客じゃないと
わかってるはずだから
あなた

ありがとうございます……

みさき
みさき
使用人みたいな扱いになるだろうけど、
それでも屋敷の中のほうがずっと安全だと思う
あなた

そうしていただけるなら
本当にありがたいです

みさき
みさき
うん
あなた

みさきさん

みさき
みさき
なに?
あなた

みさきさんの笑顔も素敵ですよ

みさき
みさき
あなたちゃん、そんなこと言われたら
さすがの僕でも恥ずかしいから




照れたみさきさんも、可愛い。


これからどうなるかわからない。


けど、彼とならうまくいく気がする。






*・゜゚・*:.。..。.:*オワリ・*:.。. .。.:*・゜゚・*
無自由
無自由
ここまで読んでくださった方へ

本当にありがとうございました。
まだまだ勉強不足なところも多々
ありますが、これからも執筆を
続けていきたいと思っております。
どうぞ宜しくお願い致します。

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