そう言って伸びをした
(瑠璃)
あれ?瞬?そこ、C組の靴箱だよ?
靴箱に何かを入れた
(瑠璃)
(瑠璃)
えっ、ここ紗奈ちゃんの靴箱だ。
ガサガサ
瑠璃は手紙を取り出して、思わずバックの中にしまってしまった。
────帰り道────
あとから、持ち去ったことを後悔した
歩いてるうちに何かを踏んだ音がした
カタッ
拾ったものは、亡くなったおばあちゃんからのものだった。
よく見てみると、名前もちゃんと書いてある。
カチッカチッ
何度回しても音が出ない。
ーすると。車のブレーキ音が聞こえた。
キキぃーー!!!
〜♪〜♪〜♪〜
ブレーキ音が聞こえると、さっきまで聞こえなかったオルゴールの音が鳴り出した
(瑠璃)
私…死んじゃったのかな。
(瑠璃)
あれ?死んでない。
というか、男の子の声?
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。