プリ小説

第5話

神様
今僕は落ちている。 



正確に言うと、さっき妻にマンションのベランダから突き落とされたんだ。



妻が突き落としたわけもわからない訳では無い。



僕は毎日のように妻に暴言や暴力を振るい、いわゆるDV夫だったんだ。



突き落とされて当然だ。



えっ?なんで僕がこんなに焦っていないかって?



落ちているっていっても時が止まったように遅く落ちるんだ。



不思議だよね(´^∀^`)







あぁ〜







僕の人生。



いろんな事があったなぁ〜


初めて会った妻は綺麗だったな。


どんな男も妻に振り向かないわけがなかった。


だから、振り向いてもらった時の嬉しさはこれ以上ないくらい嬉しかった。


いつからか妻はどこか遠くへ、僕の届かない距離までは駆け上ってくと思いはじめた。


そのときからかな。


妻は知らない男と密会しているような気がした。


実際そうだった。


僕みたいな、何の特徴もないオトコはすぐに捨てられるんだ。


振り向いてもらった時の嬉しさは大きい分、裏切られた時の怒りは大きかった。


オトコとあった後の妻に問い詰めた。


何時間経っただろうか。


気が付けば、妻はボロボロになっていて、


「ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい……」


と唸るように謝っていた。


はじめて僕は人に暴力を振るった。


その時の快感が忘れられなくて…………


僕はまた妻に暴力を振るう。




あのときの僕は、狂っていたと自分でも思う。






あぁ〜






神様はこんな僕にでも「反省」する時間をくれるのかと、嬉しく思う。




そろそろマンションの一階ら辺まで来た。




その時には、一階の人のテレビのチャンネルまで見えた。




どんどん時が遅く進んでいる。




あぁ〜




神様




ありがとう


ありがとう


ありがと、ウッ。

シェア&お気に入りしよう!

この作品をお気に入りに追加して、更新通知を受け取ろう!

light
light
たぶんもう書かないと思います。 続きを楽しみにしてくださった方々には本当に申し訳ありませんでした。m(_ _)m
ホラーの作品もっと見る
公式作品もっと見る