私の名前は愛莉。 親の仕事の都合で一か月前から新しい街に住むことになった。
そして新しい学校に行くことになった。
学校では私は目立たずどちらかと言うと地味な方だった。
新しい学校に通い始めて1週間が経った頃 クラスでも有名なやんちゃ系の女子数人から声をかけられトイレに連れていかれた。
そして突き飛ばされた。
私は女子を見た。
するとやんちゃ系の女子が
と口々に言って私に水をかけてきた。
私は何が何だか分からなかったけど耐えた。
しばらくして水をかけるのをやめたやんちゃ系女子の1人がポケットに隠し持っていたハサミを取り出して私に近づき私の髪を切ろうとした。
その時だった
と廊下で叫ぶ声が聞こえた。
するとやんちゃ系女子たちは慌てて逃げていった。
しばらく私は動くことができなかった。
すると1人の男の子が女子トイレに入ってきて
と私に声をかけてくれた。
これが私と彼との出会いだった。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!