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第2話

桜の花



桜の花が舞う季節。

風が吹くと花びらが綺麗に空を舞う

「………桜」

ポツリと一人の少女は呟いた


セーラー服のスカートがヒラヒラと風に靡き
ポニーテールにしていた黒髪のロングも風で揺れていた

手には鞄を持ち、学校に向かう途中


横断歩道で信号待ちしていると
一人の男の子が友達と走り、前を見ていなかったのか、
赤信号で飛び出してしまった



それを見ていた人々が一斉に声を上げた


「……危ない…っ‼‼」

その光景を見ていた彼女………私は
男の子を助ける為、道を飛び出したーーー。













この瞬間から、私の運命は変わったのかもしれない









意識が遠のく中、男の子の声が
聞こえた気がしたーー。



ーーお姉ちゃん、どうか、目を覚ましてーー








ーーーーーーーーーー












意識を取り戻し、私は微かに瞳(め)を開いた

「………え?」



視界に見えたのは病室でななく
川沿いの草道に倒れていた。


「…私、あの時男の子を庇ったはずじゃ……」


だけど、身体は痛くもなんともない。


辺りを見渡すと私のいた場所とは
全く違う。



綺麗な川が、流れていて蝶々が
ヒラヒラと舞って、とても静か……。




「…………ここ、何処なの…?」


私は横に落ちていた鞄を広い携帯を取り出し
画面を見た。




「け…圏外!?どーゆー事なの…」


混乱した頭で考えるが、答えは出ない。


誰かに訪ねようとしても全く人の気配がない


ここに居てもダメだ……

暗くなる前に帰らないと。


と、思い立ち上がり、歩き出す












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楽したい
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ゆっくり、ゆったり活動しようと 思ってます。 小説の表紙イラストを描いて下さる方は 居ませんかね?