第3話

交換条件
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2018/01/04 05:35
〜一時間後〜

「いってきます」

「じゃあな。」

「うん♪」

先生の家から、学校までは三駅。

「はよ。」

「夏樹くん!?」

「偶然だな」

駅のホームで、夏樹くんにあった。

「お前の家近いの?」

「うん‥‥」

電車に乗ると、入り口とは反対のドア側に押し付けられた。

「な‥」

「痴漢が多いいから」

と、抱きしめられた。

「痛‥‥」

「我慢しろって」

「どいて‥私大丈夫だから」

振り切ろうとした。

「ヒャッ!」

耳をかじられた。

「何すんのよ・・」

「動いたら噛むぞ」

「‥‥」

それからずっと、抱きしめられたままだった。

プシュー。

電車を降りた。

「一緒に行くか?」

「そんな事したら、噂になるし‥いや」

そう言って走って、学校に向かった。
「りん!」

学校に行くと、レレナに呼び止められた。

「おはよ‥‥。レレナ」

「おはよ。じゃないよ!大丈夫なの?学校中噂になってるよ」

「え!?」

「何話してんの?」

と、夏樹くんが来た。

「夏樹くん‥‥」

レレナの目がハートになってる。

「な、夏樹くん、聞いたんだけど‥今日りんと一緒に登校した?」

えーーー!なんで知ってんのー?

「うん」

と、夏木くんはまんべんの笑顔で答えた。

そして、肩に手を置かれて‥‥。

「俺たち付き合ってるし」

え?え?えーー!

教室中がざわめいた。

「な‥‥何言ってるの‥」

手を引かれて、教室を出て屋上に連れてこられた。

「ちょっと!なんて事言うのよ!」

真っ暗で、自分がどこにいるのかわからなかった。

「先生と抱き合ってたって、言いふらしてもいいのか?」

「それは‥‥」

「困るよな?」

「‥‥」

夏樹くんが、近寄って来た。

「交換条件だ。先生とのこと黙っとくから俺の仮カノになれ」

「‥‥。わかった。いつまで?」

「三ヶ月」

そうして私は、夏樹くんの仮カノになった。

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