第4話

近づく距離
498
2018/01/05 15:18
今日は、修学旅行の班決め!

「じゃあ、男子二人。女子二人で班を作ってください」

「先生ー。奇数なんでどうします?」

「足りないところは、俺が入るから」

やった♪先生と一緒がいい♪

「レレ‥」

レレナを誘おうとすると、無視された。

「‥‥‥」

(班‥どうしよう)

「りんちゃん‥?」

この子は、クラスの人者!赤羽遊(アカバネユウ)ちゃん。

「うん‥」

「私と一緒に組まない?」

「うん♪いいよ♪」

「私、赤羽遊♪よろしくね」

「私は、佐藤凛。よろしくね♪」

握手した。

「後‥男子だよね。」

「うん‥」

「じゃあ。俺と」

と、夏樹くんが来た。

「よっし♪あと一人‥。先生!」

と、先生を呼んだ。

「私達のところに来て♪」

「ああ。わかった」

先生と目があった。

ドキッ。

「じゃあ、これに記入して、明日までに提出して」

目を反らした。

〜放課後〜
あなた

買い物したいな‥修学旅行の

何時頃帰って来る?

先生
18時には帰れるから。

待ってて。一緒に帰ろう
あなた

わかった♪

また連絡するね

放課後。

教室で赤羽ちゃんに言われて待っていた。

「帰んねーの?」

「え?」

サッカーのユニホームを着た、夏樹くんだ。

ちなみに、夏樹くんはサッカー部。

「うん‥赤羽ちゃんに言われて」

「そっか。来るまで待ってやるよ」

と,隣の席に夏樹くんが座った。

「ありがとう‥‥」

「ごめん!りんちゃん〜」

三十分後。

赤羽ちゃんがきた。

「大丈夫だよー♪」

「ちょうどよかった♪夏樹くんも来て」
カラン。カラン。

修学旅行のことを話すために、ファミレスに。

「ドリンクバー3つと、フライドポテト一個。」

「かしこまりました」

私は夏樹くんの隣に座らされた。

「お似合いだね」

「え?」

「そうだろ〜?」

肩に手を置かれた。

「そんな事より‥。何決めるの?」

手をどけた。

「班長♪誰にする?」

紙を渡された。

「書いて♪」

「う、うん」

わかりやすく意地悪された。

私は紙に班員を書いた。

「どうする?班長」

「じゃんけんしよ♪負けた人」

「えー(泣)私弱いんだ。じゃんけん」

「じゃあ俺がする」

と、 夏樹くんが言うと‥。

「じゃあ私は副班長♪」

班長と副班長を記入した。

「じゃねー♪」

三十分後。

色々話して赤羽ちゃんが帰った。

「よっし、帰ろう♪」

グイッ。と手を引かれて座らされた。

「まだいいだろう。コーヒー飲もう」

「離して。痛い‥」

手が離れた。

「いつも手を強く握らないで。痛いから」

「そうしないと逃げるだろ?お前」

「‥‥」

確かに私は夏樹くんが嫌いで、いつも逃げていた。

「コーヒー取ってくる」

と、私のカップを持ってドリンクバーに行った。

「はい。」

「ありがとう‥」

「今日は俺が送るから。」

「え?いいよ。今日約束があるから。ごめんね」

と言ってお店を出た。

「‥‥。」
あなた

今、学校の近くのセブンにいるよ

先生
わかった。迎えに行く
セ〇ンで待っていた。

「いらっしゃいませー」

「チキンを二つください」

「申し訳ございません。一個しか‥」

プップー。

チキンを買ってその後に先生が来た。

「悪い。待たせて」

「ううん。はい♪チキン」

助手席に乗った。

「佐藤のは?」

「いいよ。いいよ。」

先生は、大きな口で半分食べて私に渡した。

「え?」

「ごめん。次は俺おごるから」

「うん♪約束だよ」

(間接キス‥‥?)

その日の夜。

買い物した物を確認してた。

プルプル‥‥。

電話が鳴った。夏樹くんからだ。

夏樹くん《電話》
もしもし。俺だけど
あなた

なんで電話番号‥。知ってるの?

夏樹くん《電話》
鈴木に聞いた。

明日、学校終わったらお茶しようぜ。
あなた

うん‥‥。赤羽ちゃんとレレナも一緒に

夏樹くん《電話》
二人で。

だって俺ら付き合ってるだろ?
あなた

え?あー、うん。

夏樹くん《電話》
じゃあ、学校終わったら教室で待ってて。
あなた

わかった‥。

洗い物をしに、下に降りた。

「明日遅いから。電車で帰ってきて」

「わかった。ご飯は?」

「頼める?」

「うん♪先生‥。ファミレス行きたいな♪二人で」

「え?」

「夜だし、近くのファミレスならすいてるよ♪」

「コンビニならいいよ。まえ約束したし」

「うん♪」

パーカーを着て、家を出た。

「先生♪手‥握りたい」

手を伸ばした。

「だめだ。先生と生徒だし」

「‥‥。いいじゃん♪今日だけ!」

「‥‥。全く。」

手を握られた。

ドキン‥‥。

「先生は、好きな人いる?」

「ああ。いるよ」

「そうなんだ‥どんな人?」

「頼りなくて、元気で明るい子。」

「へえー‥‥」

「でも彼氏がいるみたいだ」

「え?そうなの?」

「ああ」

先生の手は、温かいのになぜか冷たかった。

「いらっしゃいませー」

店に入ると、手が離れた。

私は、飲み物コーナーに来ると‥。

「かわいい〜♡」

ピンク色のチェック柄のカップが売っていた。

「先生♪」

「なに?」

「これ買わない?お揃いの♪」

「これ?」

「うん♪コーヒー飲むときにいいでしょ♪」

私はピンク色。先生は水色のカップを買った

「はい。チキン」

「ありがとう♡」

ホクホクしたチキンを口に運んだ。

いつもより美味しかった。

「雨‥降りそうだね」

帰ると急に曇り空になっていた。

さっき買ったコーヒーカップにコーヒーを入れた。

「はい。コーヒー」

「ありがとう」

テレビを見ることにした。

先生の隣に座った。

ゴロゴロ、と雷がなりだした。

実は、私は雷が大ッキライ。いつもはお母さんと寝てたけど‥。

「う‥‥」

カタカタ‥。手が震えた。

「怖い?雷」

「うん‥大ッキライ。今日ずっと起きてていい?

眠れないの」

「え?そうなの?」

「うん‥。先生一緒に寝てもいい?」

〜三十分後〜

「ごめんなさい‥先生怒ってる?」

「別に。」

今夜は一緒に寝ることになった。

「おやすみ」

「おやすみなさい」

「手‥、握っとくから。安心して」

キュン♡

「うん‥‥」

ゴロゴロ!

雷が遠くで落ちた。

「キャーーー!」

思わず先生に抱きついた。

ポロ‥ポロ‥。

「大丈夫、大丈夫。俺がいるから」

頭を撫でられた。

「う‥‥。」

泣きながら眠った。

〜先生編〜

俺の腕の中に佐藤がいる。泣きすぎて声が涙声だ。

ぐす‥。ぐす‥‥。

Zzz‥‥。

「お母さん‥‥。」

柔らかくて、いい匂いにたまらなくて‥。

チュ‥‥。

キスしてしまった。

「ん‥‥?先生?」

たまらなくて、力強く布団に佐藤を押し付けた。

「先生‥‥」

生徒ということを忘れて首筋をなめた。

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