「いただきます」
今日のご飯は、ハンバーグとポテトサラダ。
パック。
「何かあった?」
「えっ?」
「そんな顔してる」
「ううん」
プルプル・・・。
電話が切れた。
それから、私たちは映画を見ることにした。
ソファーに座った。
「先生・・・?」
「なに?」
「卒業後に付き合うっての・・。本当?」
「どうした?急に」
「ううん。」
「失礼します」
生徒指導室に入った。
「座りなさい」
生徒指導室に入ると、生徒指導者の先生と男の先生がいた。
「こんにちは。私は教育委員会の者です」
「はい・・」
「あなたと、成瀬先生との事。これを説明できますか?」
と、私と先生と抱き合ってる写真を見せられた。
「・・・」
「これが教育委員会に送られて来ました。
これは、違法で禁じられてます。」
苦しい現実。そして・・・。
「寮に入ってもらいます。
学校を追い出すとまではいきません。全て用意します」
と、【入寮手続き】の資料を渡された。
「一ヶ月後に詳細を渡します」
『先生へ!
しばらく出ていきます。今までありがとう。』
置き手紙をして、先生の家を出た。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!