耳元で声がすると思ったらあなたで...
熱と勘違いされておでこくっつけてきて...
心臓もたねぇっての!!////
はぁ...
俺は一つため息をついて、布団を片付けて着替えた
うし!今日も一日頑張りますか!
リビングに行くと、美味しそうな匂いが漂ってきた
あれ?なんで新八がリビングにいるんだ?
そう言ってあなたが運んできたのは焼き魚とご飯と味噌汁と漬物
めちゃくちゃうまそう....
いいお嫁さん...ね...
確かになー
俺がもらいちゃいたいぐらいなんですけど
パク...
う...
ああもう!
その笑顔もかわいいっ!///
ほんと恐ろしい子っ!
これはチャンス!!
俺は神楽が味噌汁を渡そうとしてるのを止めた
そう言うと、あなたの顔が真っ赤になった
そう、俺の狙いはこれ
「第39回チキチキ!間接キスしちゃおう大作戦!」
なんてのは冗談で...
これであなたと間接キスを、と考えていた
あー///
困ってる顔もかわいー///
俺はわざと意地悪く言った
そう言ってあなたは俺の味噌汁の器をもって味噌汁をごくっと飲んだ
あなたは平然と言った
しかし、俺は見逃さなかった
そう言って台所へ戻ったあなたの耳が、真っ赤になっていることを
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!