第20話

“好き”だったらいいのにな....
2,316
2018/01/05 11:20
朝ご飯を食べたあと、特に仕事もなかったので神楽ちゃんと公園に行くことにした
神楽ちゃんは走って公園に行って、私はそれに追い付くのに精一杯だった(←追い付いてないけどね)
公園に行くと、木陰のベンチに見覚えのある黒い隊服を着た人がいた
あなた

あれ、総悟?
こんなとこで何してんの?

沖田総悟
別に...
見回りがてらちょっと休憩してるだけでさァ
そう言いながら、総悟は私から離れた
そのとき、少しだけ胸の辺りが気持ち悪くなった
神楽
嘘つくなヨ!
ただのサボりだろうがこの税金泥棒!
沖田総悟
うるせぇなぁ
てめぇらだってこんな真っ昼間から公園で遊んでんじゃねぇか
仕事しろ、し・ご・と!
総悟と神楽ちゃん、仲いいなぁ
総悟も私の時とは違う感じがする...
うぅ~~~~
胸の辺りがモヤモヤする~~
神楽
好きで遊んでるわけじゃないネ!
仕事がないから仕方なくアル!
沖田総悟
あー、ハイハイ
神楽
このくそサドー!!
そう言いながら、総悟と神楽ちゃんは喧嘩(←じゃれあい?)を始めた
はぁ...
あなた

二人とも、仲いいねー

これ以上ここにいるのはちょっと無理かも
あなた

じゃあ私は先に万事屋に戻るね

神楽ちゃんは気付いてないみたい
私はそのまま、万事屋に戻った





あなた

ただいまー

万事屋に戻ると、銀さん一人しかいなかった
新八くんは買い物に行ってるらしい
坂田銀時
おう、お帰り
私は銀さんの向かいのソファに座ると、
あなた

はぁ....

と、大きなため息をついた
銀さんはジャンプを読むのをやめ、台所の方へ行った
銀さんは戻ってくると、私の前にイチゴ牛乳が入ったコップを置いた
坂田銀時
なんかあったのか?
よかったら話してみろよ
私は一瞬迷ったが、銀さんには話してもいいかな、と思い、話すことにした
あなた

総悟と、神楽ちゃんが...仲良くて...
胸の辺りがモヤモヤっと...しちゃって...

銀さんは、あー...と声を漏らしてから、
坂田銀時
そりゃ嫉妬だな
と言った
え、嫉妬...?
あなた

嫉妬...ですか?

坂田銀時
あなたは、神楽と総一郎くんが仲良くしてるのを見て嫌な気分になったんだろ?
それは、嫉妬してるってことなんだよ
納得がいった
あぁ、そうなんだ...
私、嫉妬してたんだな...
すると、神楽ちゃんと新八くんが帰ってきた
顔を合わせずらくて、私は帰ることにした
仕事もなさそうだしね
あなた

私、今日は帰りますね

神楽
もう帰っちゃうアルか?
あなた

うん
怒られちゃうしw

坂田銀時
じゃあ送ってくぜ?
あなた

大丈b...

沖田総悟
あなたは俺と帰るんで大丈夫でさァ
総悟が万事屋に入ってきた
あなた

総悟...

沖田総悟
行くぞ
私は三人に挨拶をして、総悟と万事屋を出た
屯所への帰り道、総悟は色々と話しかけてきたが、私はそっけなく返してしまった
何やってんだろーな、私...
沖田総悟
どうしたんでィ
私はこの際だから、全部言うことにした
あなた

別にー...
総悟と神楽ちゃんが仲良くてちょっと嫉妬してるとかしてないとか...?

すると総悟は、私を抱き締めた
あなた

ちょっ!総悟!?
ここ街中...///

総悟は私の言葉を無視して、
沖田総悟
バーカ
俺が....はお前だけだよ
え、なに?
真ん中の方は声が小さくて聞こえなかった
だけど私は、恥ずかしくて顔があげれなかった
真ん中の言葉が、“好き”だったらいいのにな...///
って、何考えてんの私ーー!?////
─────────────────────────────────

どうも!ゆうなです!
この度は、『今もずっと好き』を読んでいただき、ありがとうございます!
そろそろクライマックスへと突入します!
完結できるよう頑張るので、これからもよろしくお願いします!

プリ小説オーディオドラマ