俺は朝早くに起きた
時計の針は6時をさしていた
ちょっと早く起きすぎたな...
俺はゆっくり準備をして、7時に食堂へ行った
あのやろう...
俺はバズーカを取り出してニヤニヤしている隊士達に向けて撃った
食堂で朝ご飯を食べ、部屋に戻った
それから2時間半、俺は珍しく、溜まっていた書類仕事をやった
後で土方に奢らせてやろう...
あっという間に10時になった
俺はあなたの部屋に行き、ノックをした
ガラガラッという音と共に目に入ってきたものに、俺は言葉を失った
あなたは思っていた以上にかわいかった
花と蝶のピンクの丈の短い着物
黙って見ていると、
と、心配そうに覗き込んできた
そんな姿もかわいい
俺達は遊園地へ向かった
向かう途中、
と、ヒソヒソ聞こえてきた
俺はあなたは俺のだと言うように、あなたの手をとって繋いだ
俺は無視して歩いた
すると、あなたも諦めたのか、何も言わなくなった
逆に、手を繋ぎ返してきた
...期待するじゃねぇか////
一人で考えてたら遊園地に着いた
俺達は中に入ってまず、ジェットコースターに乗ることにした
大丈夫...だよな...
セーフティーバーしてれば...
俺達の順番になって、ジェットコースターに乗った
ガタンゴトン...
徐々に景色が小さくなっていく
ガタンゴトン...
初めてでこれ選ぶって...
え.....
....へ?
あなたの意味深な言葉に気をとられて、ジェットコースターが頂上に達していたのに気付かなかった
ジェットコースターは勢いよく落ちた
さらに回ったりひねったりと、重力を感じられない動きもした
さっきまで叫んでいたあなたは、いつの間にか笑っていた
なんで笑ってられるんだ!?
それに比べて俺は叫んでばかり
情けない...
きっと1分弱なんだろう
しかし俺には長く感じた
やっと終わって降りた頃には、俺は叫び疲れていた
青い顔をした俺を心配して、あなたは聞いてきた
あぁ、情けない...
俺はあなたの手を繋いだ
あなたは何も言わなかった
俺が向かったのはお化け屋敷
あなたはお化け屋敷が大のつくほど苦手
ここでかっこいいところを見せてあなたを惚れさせてやる、という作戦だ
案の定、あなたの顔はひきつった
あなたの意見を無視し、入り口へ引っ張った
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!