私は一人、賑やかな江戸の町を歩いていた
すると、
変な男に絡まれた
もうやだ...
踏んだり蹴ったりだよ...
気持ち悪い
男二人は銀さんに殴りかかった
しかしそんなのはものともせず、あっという間に倒してしまった
安心したのと総悟の事で、つい涙が出てきてしまった
銀さんはハハッと笑って私の頭を撫でた
優しい...
私は銀さんと一緒に万事屋へ向かった
万事屋に入って早々に聞かれた
私は、今までの事を全部話した
自分で言いながら泣きそうになった
はぁ...バカっぽいな...
一瞬何を言ってるのか分からなかった
え?
銀さんが、私を...好き?
一目惚れ...?
でも、私は総悟の事が...
すると、銀さんはフッと笑って
と言って私の頭を撫でた
意味が分からなかったから、首をかしげた
ダメだ...また泣きそう...
銀さんの言う通り、簡単に諦められない...
私はそれだけ言って万事屋を出た
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!