🐰「ん…?」
痛む腰を擦りながら起き上がる。
🐰「いって…」
あの後俺は何度も男達に犯され、言うまでもないが、俺の腰は消えた。
どうやら、途中でトンでしまったようだ。
不甲斐ない…
全く知らない男達とヤってしまうとは…
初めては、ヒョンとがよかったのに。
床には大量に精液が飛び散っている。
それを見て、先程の行為が思い出される。
とりあえず服を着、立とうとする。
ガララ…
🐰「…ぇ、」
「久しぶり〜♡」
そこに現れたのは、高校の時の、あの女だった。
🐰「何で、お前っ、…!」
高校の時された事を思い出し、怒りでワナワナと震える。
「まぁまぁ落ち着いて。」
これが落ち着いていられるだろうか。
こっちは殺されそうになったのだ。
今にでも殴りたい気持ちである。
「ほら、これ。」
女はスマホの画面を見せてきた。
🐰「っ?!」
そこには、男達のモノを咥え、犯されている俺の姿があった。
🐰「何で、その写真…!」
「あんたを犯してたの、私のお兄ちゃんなの。」
🐰「…は?」
「ね、この写真ユンギ先生に送ったら、どうなると思う?」
🐰「おいっ、やめろっ、!」
「じゃ、先生と別れなよ。」
🐰「は?そんなの、できる訳…」
「じゃ、この写真送るよ?」
ヒョンが傷つくより、俺が別れた方が良い。
馬鹿な俺は、そんな思考に行き着いた。
いや、そうするしかなかった。
🐰「…わかった。」
「誰かに言ったら、すぐ送るから。」
🐰「…あぁ。」
「ん、じゃね。」
ガララ…
🐰「っ、はぁっ、…」
腰の力が抜け、座り込む。
どうする、かな。
また、あいつのせいで幸せな時を壊されんのかな。
何でいっつも、俺の幸せは壊されるのだろう。
父が亡くなり、ヒョンも殺されかけて。
高校の時は火事で死にかけたし。
いつも色んなトラブルに巻き込まれる。
人生において、ついてねぇのかなぁ…
てか、アイツら30分って言ったのに…
あ、ジミンだジミン!
忘れてた((
やっぱ、あいつは良い奴だな。
まぁジミンに相談したってバレないだろう。
あいつは俺が誰に言ったかをどうやって突き止めるつもりなのだろうか。
まさか、つけてくる気か?
いや、それはないか。
流石に、そんな暇あれば他の事するよな…
…
🐰「…よ。」
🐤「ほんっと、お前何してたんだよ…」
ここは、電車に乗り数十分で着くとあるカフェ。
俺達はいつもここで待ち合わせしていた。
🐰「…で、相談、なんだけど。」
🐤「…うん。」
ジョングクの声のトーンからして、何か悪い事が起こったのは分かる。
メールでも、いつものテンションではなかった。
🐰「っ、俺、ヒョンと、別れないといけないかもしんない…っ、」
🐤「…は?」
ジョングクから出てきた予想外の言葉に頭が追いつかない。
何故ユンギさんと別れる必要があるのか。
🐤「え、何で?」
🐰「絶対、誰にも言わないでくれよ。」
🐤「え、うん。」
それから俺は、これまでの経緯を聞いた。
見知らぬ男に犯され、写真を撮られた事。
高校の時のあの女が現れ、脅された事。
ユンギさんと別れると言ってしまった事。
🐰「なぁジミン。俺、どうしたらいいんだ…?」
そう言うジョングクの顔は悔しそうであり、そして悲しそうだった。
🐤「ん…」
この質問はあまりにも難しい。
迂闊に他の人に相談するのもバレたら…って、俺もダメだよな。
🐰「やっぱ、別れるしか、ねぇのかな…」
🐤「そ、それはダメだって!!」
🐰「うわっ、ビックリした…」
🐤「別れるのだけは絶対ダメだから!」
🐰「分かった分かったって…」
🐤「はっきり言って、お前が弱音吐いてるとこなんて見たかないんだよ、こっちは…」
🐰「…うん、分かってる。ごめん。」
🐤「ん。」
それからジミンと少し話して、とりあえず様子見でいこうとなった。
ユンギヒョンと別れずにやっていけるかな…
ライブ2日目!!皆さん見れましたか?!?!
見れてない方も、インスタなどで写真をあげてくださっている方々はいるので、見てみてください!!
いや〜、ユンギさんの髪型好きすぎて…もう…
今回もずっと興奮状態でした…w
早くBTSの皆に生で会いたいですね!!
では、来週のCDTVなどを楽しみに待ってましょ!
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。