第31話

いただきます。
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2018/03/13 09:18
なな
いただきますっ!

ななちゃんが元気よく言い、私達も続いて言う。
莉世
ん!
美味しいね!
なな
うんっ!うんまぁ!
莉世
うんまぁ!じゃなくて、美味しい。でしょ?
なな
おいしいねっ!
先生
そうだな。
先生は、優しく微笑む。


なんだか本当の…


自分でそう思って、苦笑する。


本当の家族みたい。って、本当に家族なんだから。


ななちゃんのパパは先生で、莉世さんは、ママ。


なんだか、悔しい。


なんで私はここにいるんだろう。って感じ。


先生の、こう言う未来はあったのかもしれない。


先生と、莉世さんが別れていなかったら、先生と私は出会ってはいたかも知れないけど、


こんな関係にはなっていなかった。
なな
どーしたの??
ななちゃんが不思議そうに私を見つめた。


複雑そうな顔してたかな?
あなた

なんでもないよ、大丈夫!
みんなが美味しい!って言ってくれて、嬉しいんだ〜

なな
そっか!
なな、いっぱい食べる!!
あなた

うん!


それから、ななちゃんは言った通り、たくさん食べてくれた。


そのあと、それぞれお風呂に入り、先生と莉世さんの話し合いが始まった。


ななちゃんに、もう寝ようか。と声をかけたけど、まだ寝たくない!と言うので、


先生達が、莉世さんの部屋に行ってくれた。




ーひとことー

あー、なんか複雑だねぇ。

見てるこっちが悲しくなるな。(まぁ、そうやって書いてるんですけどね笑)

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