第26話

翌朝2
3,378
2018/03/01 10:47
よし、出来た!


私は、まず、ななちゃんと先生を起こしに行く。


あなた

せんせー?もう7時だよー。起きて〜

先生
ん……
私は、部屋のカーテンを開ける。    


そして、ななちゃんに近寄る。
あなた

ななちゃん、朝だよ〜。
ママも昨日より良くなってるみたいだから、一緒にご飯食べよう。

なな
ママ…元気になったの…??
ななちゃんは、眠そうな目をこすりながら言う。
あなた

うーん、まだ元気いっぱい!!ってわけじゃないけど…

なな
そっかぁ。
先生
莉世に会ったのか?
あなた

うん、さっき起きてきた。
先生かと思って間違えちゃった。

先生
そうか。
あ、そう言えば。
あなた

ねぇ、今更だけど、先生って呼んじゃっていいの?

先生
あー。いや、直樹にしよう。
あなた

わかった。
あとさ、さっきも言ったけど、先生かと思って間違えちゃった。

先生
じゃあ、塾で知り合ったってことで。
あなた

え、そんなテキトーでいいの?

先生
多分、あいつならいける。
あなた

わかった。
じゃあ、莉世さんも起こしてくるね。

なな
ななも行くー!
あなた

おぉ、いいね。
じゃあ、一緒に行こっか。
せ…直樹さんはリビングに行って食べててもいいよ。

先生
りょーかい。
私達は、莉世さんを起こしに行く。
あなた

じゃあ、ななちゃん。
ママに、「朝だよ〜起きて〜!」って言ってこれる??

なな
うん!!

ななちゃんは、トコトコと莉世さんに近づいていき、起こしてくれた。


私は先にリビングへ向かう。
あなた

あ、直樹さんコーヒー飲む?

先生
うん、飲む。
あ、そう言えば、一回帰んないと行けねーのか。
あなた

そーなの。30分くらいになったら帰るね。

先生
え、送ってく。
と言うか、少し早めに行けば生徒も少ないだろうし、一緒に車で行こう。
あなた

えっ、いいの??

一緒に行けるなんて嬉しすぎる!
先生
あぁ、莉世も大丈夫そうだし、留守番してもらえればいいだろ。
あなた

やったぁ!

先生
なんでそんなに喜ぶんだよ。
あなた

うふふ、いーの!嬉しいから〜

先生はよくわらない。と言う風に首を傾げた。
先生
そうだ。今日、帰ってきたら莉世と話す。
あなた

うん。

先生
話したらちゃんとあなたにも言うから。
あなた

わかった。
でも、莉世さんが私に言いたくない内容なら言わなくていいからね。

先生
でも…
あなた

いいの、いいの。
そのかわり、その分先生が、私のこと好きだよ〜って安心させてね??

「好きだよ」って言ってくれる場面を想像して、うふふっと笑う。
先生
わかった。
私は、コーヒーを先生に出す。


そして、ななちゃん達がきた。
なな
うわぁ〜!ホットケーキだぁ!
そう。本当は、食パンにしようかと思ってたんだけど、


ななちゃんが喜んでくれるかと思ってホットケーキにした。

莉世
お〜、良かったね!なな。
ママのお茶漬けも美味しそう〜
あなた

喜んでくれて良かったぁ。

先生
莉世。今日留守番頼めるか?
俺が帰ってきたら話そう。
莉世
うん、わかった。

みんなで、「いただきます!」と手を合わせて食べた。


その後、少しして、先生が着替えてから、私の家へ向かった。

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