第56話

告白の返事
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2018/04/03 01:48
おまたせ。
私がで待っていると、陸が走ってきた。
あなた

……遅い。

ごめんー!
私が昇降口に着いてから、30分は軽く超えてる。
あなた

全く!
気がすむまでやっていいって言ったけど!
10分でやめるって言ったのは誰でしたっけ〜??

ごめん、ごめんー。
いや、気が付いたら30分くらい経ってて……
あなた

でしょうね。
まぁ、いいや。早く帰ろー

はいはいー
陸は、素早く靴を履き替えた。
あなた

あのさ、薄々気付いてるとは思うけど、今日は告白の返事をします。

なんで敬語?
あなた

なんとなく。

そか。
んで?
あなた

あ、もう言っちゃっていい感じ?

うん。
あなた

陸、


私は、陸を呼んで目を合わせた。
あなた

よろしくお願いします。

えっ!?
なんで!?

陸は驚いて目を丸くする。
あなた

いや、なんでって言われても。

だって、先生は?
あなた

あぁ、さっき別れてきた。

さっき!?
って事は、俺のために?
あなた

違う、違う。
最近上手くいってないことは知ってたでしょ?
それで、もう良いかなって。
だから、バイバイしてきた。

はぁ、なんかあっさりしてんな。
あなた

ねぇ、陸。先に謝っておきたいことがあるの。

なんだ?
あなた

私は少し、陸を利用してる。
先生を忘れるために、陸を好きになろうとしてる。
………それでも私で良いですか?

じゃあ、条件付きで。
俺を好きになってくれるなら。
あなた

うん、わかった。

うん、じゃあ、改めてよろしくな。
あなた

うん!

それから陸は私を送ってくれた。

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