第5話

誕生日会4
3,717
2018/01/25 12:14
あなた

まじか…

リビングに入ってからの第一声がこれ。


いつもは、週に1、2回は先生の家に行って一緒にご飯を食べる。

でも、ここ2週間くらいはお互い忙しくてなかなか家に行けていなかった。


だからか…


リビングが汚いっ!!!!




なんで!?


書類や、コンビニ弁当のゴミ、空き缶、キッチンにはお皿がいっぱい。

いつもはこんなに汚くないのに…

てか、私が初めてここに来た時もこんなに汚くなかったような…。


…まぁ、考えても仕方ない!

片付けよう!


私は、とりあえず、玄関にいる2人を呼んだ。
あなた

ごめん、ちょっと掃除するから、ソファに座ってテレビとか見てて?

そう言う私だけど、2人とも驚いている。
千紗
うわーお。
な、なんか、二つの意味でうわーお。だわ。
眺めが良すぎるし、部屋広い。
のと、この部屋の汚さ…?
千紗
そそ。
うん、だよね…
千紗
何か手伝おうか?
あなた

あ、ホント!?
じゃあ、お皿洗ってもらってもいい?

千紗
おっけー
んじゃ、陸。やるよー
ほーい。
2人はキッチンへ行き、洗い物をし始める。
あなた

ありがとー!
よし。私もやるか!

まずは、ゴミを集める。


次は、書類集め。

いっぱいあるなぁ。テスト前だから?

先生のだし、あんまりジロジロ見ないようにしなきゃね。


洗濯物は、着たのか着てないのかわからなかったからとりあえず洗濯カゴへ。


じゃあ、最後に掃除機をかけてー
あなた

出来たー!

千紗
こっちも出来たよ〜
あなた

お、ありがとー!

千紗
いーえー
あなたも大変だねぇ。
あなた

んー、いつもはこんなに汚くないんだけど…

本当に汚くないんだけど、、

むしろ、なんか生活感ない気が…
千紗
あ、そなの?
あなた

そそ。

あの…さ…
あなた

ん?

さっきから気になってたんだけど、あなた、ここに来たことあるの??
ここに来ても驚いてなかったし、片付けも手馴れてるっていうか。
それに今、「いつもはそんなに…」って言ってたろ?
あ…

やってしまった…
あなた

あ、えっと!
それも先生に聞いてみて!

これも言っていいのか分かんないし。

先生に確認してみないと。
千紗
ほ、ほら!早く準備しよ!!
ね?私はあなたの手伝いするから!
陸は、部屋の飾り付けでもしてて!
お、おう。
陸は、千紗の勢いに押されて頷いた。
千紗
あなた行くよー!
あなた

う、うん!

私達はキッチンへ行く。
あなた

千紗ありがとー!

千紗に抱きつく。
千紗
いーえ!
言ってなかったんでしょ?
あなた

そーなの。

千紗
まぁ、言うか言わないかは先生と決めな!
あなた

うん、ありがとう。

千紗
んじゃ、作るか!
何作る?
あなた

じゃあ、千紗にはちらし寿司をお任せしようかな!

千紗
おっけー
あなた

よし、あと… もう2時間ないね。
がんばろー!

千紗
おーっ!
まずは、フライドポテトを揚げる。

それと同時にマカロニを茹でる。

その間に唐揚げの下準備。

ポテトを揚げたら、唐揚げを揚げる。

次はホワイトソースを作って、それにマカロニを加える。

耐熱皿に入れて粉チーズをいっぱいかけて、オーブンへ!

最後に、ハンバーグを焼いて…
あなたー?
携帯鳴ってるー!
あなた

はーい!

私はスマホを探して、電話に出る。
あなた

もしもし

先生
あ、俺。
あなた

あ、先生。どーしたの?

先生
いや、今から帰るって言おうと思って。
あなた

分かった。
待ってるね!

先生
おう。
あなた

あ、待って!

先生
ん?
後で言おうかと思ってたけど、今言おう。

そう思い、私は、廊下に出る。
あなた

あのね、実は、陸にバレそうなんだよね。

先生
どう言うことだ?
あなた

なんかさ、私が家に来ても驚かないとことか、
あ、先生! リビング汚かったー!
私達を呼ぶつもりなら綺麗にしといてよ〜

私は先生を叱るように言う。
先生
あぁ、悪い、悪い。
あなた

全くもー。
じゃなくて!

先生
なんだよ。
お前が言ったんだろ?
まぁ、そうなんだけど。
あなた

あのね、そんで、
私が家に来ても驚かないとことか、片付けが手馴れてるから、
「あなた、ここに来たことあんの?」って言われたの。

先生
え、そんなんテキトーに誤魔化せよ。
「えー、これでも驚いてるんだけど!」とか言って。
あなた

いやぁ、それがさぁ。
千紗に、「あなたも大変だねぇ。」って言われたんだよ。
部屋が汚かったから。

先生
そんなに汚かったか?
あなた

うん、なるかね、「うゎーお。」って感じ。
でね、そう言われたから、「んー、いつもはこんな汚くないんだけど…」
って言っちゃったんだよ。

先生
おい。
あなた

すいません…

先生
んで?
お前はどうしたいの?
あなた

んー、言いたいけど…

先生
なんとなく心配?
あなた

うん。

先生
でも、お前が言いたいなら言えばいい。
この事は、信用できる人にしか言わないはずだから。
バレたら、俺は飛ばされるし、お前も何かしら処分を受けるかもしれない。
あなた

…分かった。

先生
言う?言わない?
あなた

言う。

先生
分かった。
どーせ、お前の事だから、「先生に聞いてみて」とか言ってあんだろ。
あなた

そーです!

先生
自信満々に言うなよ。
分かった。
聞かれたら俺から言うからな。
あなた

うん、お願い。

すると、
千紗
あなたー!?
ハンバーグから煙出てる!
と、千紗が叫んだ。
あなた

えぇ!嘘!!

私はキッチンへ向かう。

そして蓋を開けた。
あなた

あぁ、ハンバーグが焦げた…。

先生
ぷっ
電話の向こう側で先生が笑った。
あなた

あ!今先生笑った!?笑ったよね!?

先生
なんだよ。笑っちゃ悪りーかよ。
あなた

いやぁ、なんか嬉しいじゃん?

先生
お前のあほ面が想像できただけだ。
あなた

うわっ、なんかひどっ!

先生
ほら、もう帰るから切るぞ。
あなた

はぁーい。
気をつけてね。

先生
おう。
私は、電話を切って、ハンバーグの焦げを取り始める。

煮込めば大丈夫かな?


残りの準備を進めながら先生の帰りを待った。




ーさなからー

おはようございます!こんにちは!こんばんは!

さなです!


なんか、バグったのかわからないんですが「誕生日会4」のChapterが中途半端になってて…

もしかしてみなさんが見た時からそうだったのかな…??

そうだったらごめんなさい💦


もし、中途半端じゃなくて、全部見た!って人がいたら、「この会話抜けてるよ!」

とか教えていただけたら嬉しいです🙇‍♀️(記憶をたどって書いたので…)


よろしくお願いします!


ではでは〜👋

プリ小説オーディオドラマ