第13話

パーティの後
3,523
2018/02/10 13:01
そのあと、少ししてから先生が起きた。


送ってくれるという事で家を出て、私達は車に乗り込む。
あなた

今日、楽しかったね〜
青木先生も喜んでくれたし!

先生
そうだな。
あなた

っていうかさ、青木先生とは本当に同僚なの?
なんか、結構仲良いじゃん?

先生
本当は、中学、高校が同じ。
あなた

えぇ!そーなの!?
なんだぁ、早く言ってよ〜

先生
別に隠してたわけじゃねーし。
それに、同僚ってのも嘘じゃない。
あなた

本当のこと言ってるけど、なんかイラっとくるね。

先生
なんでだよ。
あなた

いや、なんでもないです。。

あー、なんかヤバい。

テンションがおかしくなってる…。

この沈黙も嫌だ。

何か話していないと…
あなた

そういえばさ!
あのキーケースどこで買ったの??
先生にしてはセンス良かったと思う!!

先生
え、ネット。
ランキング一位だったから。
あなた

あ、そうなんだ〜
へぇー…

…まさかネットとは。

しかもランキング1位って、そりゃ良いものだよね。


あ、そうだ。
あなた

ねぇ!
今日、ご飯美味しかった?

先生
うん、いつも通り。
あなた

いつも通りかぁー
まぁ、いつも美味しいって事だよね!
あ、そういえば、せん…

先生
どうした?
あなた

え?

先生は、私の言葉を遮っていう。
先生
どうした、何かあったか?
あなた

な、なんで…?


…さすが先生。


私のエスパーだね。


少しの変化でも気づいてくれて嬉しいよ。


でも、今回は…なんか言えない。


まだ私は踏み込んじゃいけない気がするの。


ごめんね、
先生
なんかあなた変だろ。
大和になんか言われたか?
それか木村か?
あなた

何にもないよ?
いつも通りだけど。

そういう私をチラッと見て、前を向く先生。

でも、納得してないって顔してる。
あなた

大丈夫だよ、なんかあったらちゃんと言うから。

先生
わかった。

それからの沈黙も嫌だったけど、何も話さなかった。

家に着いた私は、車を降りて先生を見送り、家に入った。

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