第15話

テスト終わり
3,383
2018/02/13 08:28
ーLINEにてー
あなた

せんせー?

先生
ん?
あなた

夜ご飯何食べたい??

先生
美味いもん
あなた

え。いつもは美味しくないの?

先生
あ、いや。美味いよ。
あなた

うん、だよね。
何食べたい?

先生
カツ食べたい。
あと、プリン食べたい。
ふふっ、先生って意外と甘いもの好きなんだよね〜

そこもまた可愛い〜
あなた

おぉ、いいね!
おっけー頑張る。

先生
今家出る。
あなた

はぁーい。

今私は、スーパーにいる。

いつも通り、先生がスーパーまで迎えに来てくれる。


よし、じゃあ、今日の夜ご飯はカツ!

私は、食材を次々とカゴに入れていく。


先生喜んでくれるかなぁ〜?

そんなことを考えながら会計を済ませて、

スーパーを出るといつものところに先生が待っていてくれた。
あなた

お待たせ〜

そう言いながら先生のところへ歩み寄ると、先生は手を差し出す。
先生
ん。
よーし。

いつもはここで、買い物袋を渡すんだけど…


私は、差し出された手を握って歩き始める。
先生
ちょ、荷物。
握った手をうまくすり抜けられた。

ちぇー
あなた

もー、そんなに私と手繋ぎたくないのー?

先生
そーゆーわけじゃねーよ。
そっち車道だし。
そう言って、先生は私から荷物を受け取り、車道側に立って手を繋いでくれた。


うわっ。なんかやばい…。

私はなぜか顔が赤くなるのを感じた。
先生
なんでお前が赤くなってんだよ。
あなた

べ、別に赤くなってないもん。

先生
ふーん。
まぁ、良いけど。
あ、テストどうだった?ちゃんと出来たか?
あなた

…それ聞かないで、

先生
まぁ、採点すれば分かることだけどな。
あなた

うわーっ!
もう!せっかくテスト終わったんだからその話もうナシ!!

先生
現実逃避は良くないと思うぞ。
あなた

なっ!


まぁ、こんな感じで家まで行った。

問題なのはこの後。

この後、あんなことになるとは思ってなかった。

もっとちゃんと…


プリ小説オーディオドラマ