第20話

看病
3,577
2018/04/22 08:31
((少し時間が空いてしまったので、時間があれば一個か二個前のChapterから読んでみてください!))



私達は急いでエレベーターに乗り込む。

先生は莉世さんを。私は、ななちゃんを抱っこした。
チンッー


エレベーターのドアが開く。


あなた

先生、部屋の鍵は?

先生
ポケット。
あなた

んじゃ、取るよ。

私は、片手でななちゃんを抱えて先生のポケットをあさる。
先生
サンキュ。
あなた

よし、取れた。

私は、鍵をそのままかざしてドアを開ける。
先生
悪い、右の二つ目の扉開けて。
あなた

え?でもここって物置じゃ無いの?

私はドアを開ける。
先生
良いから。
私は先生に言われれるがままにドアを開けた。
私は、思わず立ち止まる。




……え?





物置じゃ…ない…?





私は部屋を見て立ち尽くす。





その横を先生が通る。



そこには、女性が使っていそうなお部屋。





そして、子供が遊べるようはおもちゃがあった
あなた

…なんで?

なな
あなたおねーちゃ!どーしたの?
はっ

あなた

な、なんでも無いよ。

先生
あなた…
よほど私は、悲しそうな歪んだ顔をしていたのだろう。


先生が心配したような、「ごめん。」って言ってるような表情をした。
あなた

だ、大丈夫だよ。
後でちゃんと話してくれるんでしょ??



…本当は大丈夫なんかじゃ無い。



今すぐ先生に聞きたい。



けど…今は…
あなた

今は莉世さんの方が先だよ。
先生、風邪薬ある?

先生
無いと思う。
あなた

じゃあ、買ってくるか。

先生
俺が行く。
あなた

でも、もし莉世さんが起きた時に私がいるより、先生がいた方がいいでしょ?
私が行ってくる。

なな
あなたおねーちゃ、お買い物行くの〜?
あなた

うん、行くよ。ななちゃんも行く?

なな
ななも行くー!!
あなた

じゃあ、一緒に行こっか。

なな
うん!
あなた

ちょっと待っててね、準備してくるから。

なな
はぁーい。
私は、急いで身支度を済ませて、ななちゃんのところに行く。

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