((少し時間が空いてしまったので、時間があれば一個か二個前のChapterから読んでみてください!))
私達は急いでエレベーターに乗り込む。
先生は莉世さんを。私は、ななちゃんを抱っこした。
チンッー
エレベーターのドアが開く。
私は、片手でななちゃんを抱えて先生のポケットをあさる。
私は、鍵をそのままかざしてドアを開ける。
私はドアを開ける。
私は先生に言われれるがままにドアを開けた。
私は、思わず立ち止まる。
……え?
物置じゃ…ない…?
私は部屋を見て立ち尽くす。
その横を先生が通る。
そこには、女性が使っていそうなお部屋。
そして、子供が遊べるようはおもちゃがあった
はっ
よほど私は、悲しそうな歪んだ顔をしていたのだろう。
先生が心配したような、「ごめん。」って言ってるような表情をした。
…本当は大丈夫なんかじゃ無い。
今すぐ先生に聞きたい。
けど…今は…
私は、急いで身支度を済ませて、ななちゃんのところに行く。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!