第12話

1−10[唯月side]
120
2018/01/18 08:54
唯月side
唯月
じゃあ、また明日
悠叶
おう
 
家の前に着き、2人に手を振った。


ニコリと微笑み返事をしてくれる悠叶と何も言ってくれなかったけど、手は振り返してくれた想空。

そんな2人の後ろ姿を見送り、家の中に入る。
唯月
ただいま〜
リビングのドアを開ければ台所に立っているお母さんの姿が目に入る。
お母さん
おかえりなさい
学校どうだった??
唯月
いい感じ
お母さん
そう、よかった
ほっ、としたような表情をうかべ胸をなでおろすお母さん。


きっとお母さんは私以上に私のことを心配してくれているのだろう。



お母さんどの会話が終われば制服を着替えるために2階の部屋に向かう。




数週間前に引っ越してきたばかりだから生活感があまりない。


クローゼットの扉をあけ、部屋着を出す。

着替え終わりベッドに飛び込んだ。




学校に持っていったリュックの中からスマホを取り出し意味もなくいじっていれば







「ピコン」







とメッセージアプリの通知が鳴った。

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