第7話

気持ち
1,641
2018/01/04 01:16
志麻
それで?聞きたいことって?
あなた

みんなが言ってることって本当なんですか?
その、坂田先輩が私のことを…ってやつ…

やっぱそこが1番気になる…。

だって、あの坂田先輩がだよ?

私はなにかの間違えだと思ってる。
志麻
ほんとやで。
坂田いっつも言ってる。
「なんて送ったらええかな。」
「これ送って嫌われへんかな」
「ねぇ、どう思う?」
「やっぱやめよう。また送れんかった」

ずっとぶつぶつぶつふつ言っとるで
志麻
だから俺1回坂田に言ったんよ
そんな悩むんやったらあなたちゃんの所へ行けって
そしたらあいつなんて言ったと思う?
「あなたの顔みたら俺照れてなんも出来へんもん。そんなダサい姿見られたくないねん。」
って言ってきたんよ?
こいつアホか思たわ
志麻さんの言ってること最初は嘘だって思って聞いてたけど…

志麻さんの顔を見ると嘘じゃないことがわかる。

じゃあ本当に…?
あなた

私達はずっとすれ違ってるんでしょうか…。

志麻
俺はそう思う。
1回話し合うべきやと思うな
あなた

でも、坂田先輩は…

志麻
あ、あなたちゃん、坂田それも言ってたで。
「まーしぃとかあだ名なのに俺だけ坂田先輩なんやで?なんで?」
って。あいつめっちゃ言ってた。
多分俺達には聞こえないように言ってるつもりだったんやろうけど、ガッツリ聞こえてた
あなた

えっ…

坂田先輩がそんなことを?

何も言わなかっただけで気にしてた…?


なんて私は最低なことをしたんだろう。
あなた

志麻さん、私…!

志麻
おぉ、俺もう帰るから!
あなた

ほんとにすみません!
ありがとうございます!

志麻
坂田なら家にいると思うで!

ほら!
「ほら!」そういってトークを見せてきた志麻さん。

そこには
「坂田今どこおる?」

「今家だけど、来るん?」

「いや、どこにいんのかなって、家ねおっけ。」






いつも志麻さんうざいなとか思ってたけど、神に見えます。

ほんと、浦島坂田船のメンバーには支えてもらってばっかだな。

感謝しかない。
志麻
じゃあね!頑張って!
あなた

ありがとうございます!

私は志麻さんを見送ってから色々準備をし、坂田先輩の家に向かうことにした。

全部気持ちを言うんだ。

嫌われてもいい、後悔はない。

って言いたいけど多分、いや、絶対無理。


でも言わないよりはいいだろう。

あんなにみんなが支えてくれたんだ。
あなた

よし!いこう。

そう意気込んで私は家の鍵を閉めた。

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