あぁ、私以外にも泣いてる人いるんだな…
どうしたんだろう。
その人も振られちゃったのかな…
まさか自分が言われてるだなんて思ってもなかった。
振り返って声の主を見てみると
私は知ってる人に会えたことと1人だっていう気持ちを紛らわすためにそらるさんに抱きついた
それでもそらるさんはしっかり受け止めてくれた、
断ろうとしたけど腕を掴まれ引きずられる。
しかも痛くはないけど結構強い力。
もう、大人しくついて行くしかない
しばらく引きずられてるとそらるさんから
いつの間についたんだ…?
てか、めっちゃでかい一軒家…
めっちゃまふくん焦ってる…
だよね、こんな顔してそらるさんに引きずられて来たんだから
お、お風呂?
あああ、あなたも私を引きずるんですね
AtRの2人は人を引きずるのが好きなのか←
あぁ、まふくん…
そんな顔をしないでおくれ。
断れないじゃないか…
そう言うとまふくんは服を置いて出ていった。
まふくんの服、絶対でかいよね…
あの身長だし…、まぁいっか。
お風呂借りよ
あなたがお風呂中のAtRの会話
ガチャッ
なんかそらるさんがこっちをチラって見てからまふくんを見る
まふくんはなんか笑みが黒いし、そらるさんはなにか焦ってるし
ピンポーン ピンポーン ピンポーン ピンポーン ピンポーン
私は誰が来たのか分からないままぼーっとソファに座ってた。
そしたら急にまふくんが
トンッ
訳が分からないまま、まふくんに押し倒されている状態
か、顔近いしそんなん自然と顔赤くなるじゃん!
は、離れてほしい…
急に視界が明るくなったと思ったら目の前のまふくんがいなくなってて変わりに坂田先輩に抱きしめられていた
き、急に坂田先輩どうしたんだろう…
なにをそんなに焦ってるのか…
もう別れたじゃん…
やばっ、自分で言ってて悲しくなってきた
急に来て行こうって言われても…
それに、別れたんじゃ…
今度は坂田先輩に腕を掴まれ引きずられる。
今日は引きずられる日なのかな。
もう、坂田先輩が分からないよ…
私の事好きじゃないなら構わないでほしい…
私が傷つくだけだから…
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。