隼人 side
地味で,暗そうで,あんまり喋ったこと無いけど……
ミステリアスな,不思議な雰囲気。
あっ あと,俺の事絶対嫌い。
それが,これまで俺が思ってた
あなたの勝手なイメージ。
だけど、、、
隣の席になって喋ってみると,
地味ってことは変わらないけど,
よく見ると可愛いし。
あ,俺の事嫌いじゃないらしい。多分。
あと,俺が コンビニ で見たあの子は
本当にあなたなんだろうか。
何でだかわからないけど,気になる。
目で追ってしまう。
いつの間にかあなたは,
そんな気になる存在になっていた。
でもあなたは,何かを隠しているっぽい。
それがあの悲しい表情に繋がっているのだろうか。
わからないけど……
でもいつか,
いつか俺にも話してくれる時がくればいいな。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。