私、小川みなみはこの春に高校に入学した。
中高一貫なので上に上がるだけ。
私は中学のときから付き合っている彼氏がいた。
そう、中野優太。
彼は中学の頃から野球部のエースとして活躍している。
いつもテンションが低めだと思われがちだが、ツンデレな彼氏。
と言って、私の手を握った。
((すごい元気笑
最近ツンデレ酷いんだけどね笑
((始まった、デレデレ笑
((ほら始まった、ツンツン笑
いつもこんな感じ。
でもこの人が彼氏でほんとによかったと思っています。
((恥ずかしい…
でも手を離してくれない優太。
さっきより強く握ってる。
目で(恥ずかしいよ…)って合図したけど
(離さねーよ)って顔してた。
((かわいい笑 そーゆーところに惚れる笑
そう言って優太は私の手を引っ張り教室へと急いだ。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。