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第1話

“高校生の春”
1,556
2018/01/02 07:07
私、小川みなみはこの春に高校に入学した。
中高一貫なので上に上がるだけ。

私は中学のときから付き合っている彼氏がいた。
優太
おーはよ。
みなみ
おはよ!
そう、中野優太。
彼は中学の頃から野球部のエースとして活躍している。
いつもテンションが低めだと思われがちだが、ツンデレな彼氏。
みなみ
ねぇ、テンション低いよ?
具合悪いの?
優太
べっつにー!!
俺は元気さー!
と言って、私の手を握った。
((すごい元気笑
最近ツンデレ酷いんだけどね笑
優太
ねー今日一緒に帰ろ?
遊ぼ?
((始まった、デレデレ笑
みなみ
はいはい笑
いいよ笑 今日OFFなの?
優太
おう!
優太
あのさ…中学のときに俺が約束したこと覚えてる?
みなみ
当たり前じゃん!
「俺がお前を甲子園に連れていく」だっけ?笑
優太
恥ずかしいから言うなよ…(テレッ
みなみ
いいじゃん!嬉しいよ?笑
優太
はいはい、よかったねー
((ほら始まった、ツンツン笑


いつもこんな感じ。
でもこの人が彼氏でほんとによかったと思っています。
はな
はい、お二人さんイチャつくのはそこまでー笑
ゆうな
後ろから見てればずっとイチャイチャしてさー笑
みなみ
いつから見てたの!?
はな
手繋いだ所からずっと。
((恥ずかしい…

でも手を離してくれない優太。
さっきより強く握ってる。
目で(恥ずかしいよ…)って合図したけど
(離さねーよ)って顔してた。

((かわいい笑 そーゆーところに惚れる笑
優太
ほら行くぞ!
SHR遅れる!
そう言って優太は私の手を引っ張り教室へと急いだ。

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