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第3話

43.私だけ
111
2019/12/02 12:42
あなた

あ、ありがと……ね

恥ずかしくて顔を見られない。
自分の足もとをじっと見ながらお礼を言う。
大丈夫だよー
大事なあなたの体に
傷がついたら困るからね
そう言いながら
優しく頭をぽんぽんされた。
きゅぅぅぅんとまた胸が鳴る。
ようやく顔を上げて、湊の顔を見る。
私は、恥ずかしくて嬉しくて
顔が真っ赤だというのに、湊は
普段通りの整った笑顔を見せている。

いつもそうなんだ。
意識しているのは、私だけで。
そう思ったら、なんとも言えない感情が
胸に一気に押し寄せてきた。
それを悟られないように必死に笑顔を作って
あなた

観たい映画決まったよ
もうチケット買いに行こうか

出来るだけ目を合わせずに言った。
うんっ
湊がをとって、チケット売り場まで
行こうとした時、私はその手を
咄嗟に振り払ってしまった。
はっと自分のした事に気が付いて
湊の表情を見る。
驚いたような、そして悲しげな顔をしてした。
酷い事をしてしまった。
今更そう思い、言い訳を探す。
あなた

ご、ごめん ちょっと静電気が……

あまりにも苦しい言い訳だったが
湊はそっか、と微笑んでくれた。
でももう手は握ろうとしなかった。
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すとろべりー。
すとろべりー。
こんにちは!こんばんは!
すとろべりー。😶🍴🍓です!
更新遅くなってほんっとうに
ごめんなさい、、、、😭😭😭😭
楽しみにして下さっていた方には
何度謝罪しても足りません。
本当にごめんなさい。

何を言っても言い訳に聞こえてしまうと
思いますが、私、すとろべりー。が
これまで小説を投稿しなかった理由を簡単に
説明したいと思います。

私は、小説を書くのが好きでこの
プリ小説を始めました。
最初は書きたい物語があって、それを
どう進めていこうか?
主人公はどうするか?
どんな表現を使おうか?
などと、とても楽しく小説を書いていました。
書いても書いてもどんどん次の表現が
そして物語が浮かんで来て
何度も言いますがそれがとても
楽しかったんです。

でも、途中から全く
"書けなく"なってしまいました。

理由は分かりません。
書こうと思っても表現が見つからない、
物語は出来ているのに上手く言葉に出来ない
そのような状況に陥ってしまい、
小説を書き続ける事が私にとって
苦痛、になってしまったのです。

このまま書き続けても自分に納得出来ない
そして何より応援してくれている方々に
駄目な作品を読んで欲しくない

そう思い、しばらくお休みしていました。

そして、長いお休みを頂いて今。私はまた

小説を書きたい。

その思いに駆られました。

書いてみようかな。

と久しぶりに書き始めると
また楽しい、という思いで
小説を書く事が出来ました。

そして、皆さんからのコメントも読みました。
とても胸に刺さりました。
いつまでも甘えて休み続けるなんて事は
したくありません。
だから、これから、また、
少しずつ投稿を再開していきます。

身勝手な都合で長いお休みを頂いてしまい
本当に本当にごめんなさい。

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